仲間の資料室
(JR1MXXさんからの投稿)


2000.11.7
JR1MXX
高橋

鉱石ラジオ制作奮記

私の制作手順

 やはり鉱石ラジオは少年時代を彷彿させるものがある。今回製作にチャレンジさせたものは40数年まえに作ったが鳴らなかった。(当時山形県東置賜郡羽前小松ー現在川西町)

  1. 部品集め

 この思いが根底にあり何とか聞いて見たい、部品、鉱石も何とかなる。数人で作れば怖くない?(HP便乗組み)で部品集めに入る。Xの目の堅きジャンク箱あさり、かろうじて目盛り付きダイヤル,コ字型アルミ材、バリコン類は最大で150p使用できず。パーツ屋へ走るも「今時エアバリコン置いてません」トホホもう一箇所当たるも「2年前6トンも整理したのでありません」で岡村HPSOSダス。パーツ屋へ行ったついでにプラグ類、エナメル線等購入する。バリコンを除きほぼ揃う。コイルを巻く芯はVPパイプ、掃除機のホースを切断用意する。部品が揃ったところで基本的にL形構成、プラグイン方式と決め「製品の完成イメージ」「製作物のイメージ」をラフスケッチした。kentou

(2)コイルの製作

 エナメル線0.8VPパイプに巻きつけ最終段になり長さ不足で継ぎ足して完成させたがコイル径が2段となる。1.0は掃除機のビニパイプに巻きつけた。 

koiru

コイル取り付け金具はAMP端子を使用円筒部分をハンマーでたたきその平面に3.2の穴を、締め付け穴は差し込めピンに合わせリーマで大きくしハンダ付けし、L形に折り曲げた。コイル関係全部で5個作る。その内3個はコイル継ぎ足し方式とした。   

(3)検波器の製作 

 最大のネック鉱石検波器をどのように作るかホルダーをどうするかで試行錯誤する。JA1ZI小池OMは「昔針で突いて聞いたよ」、移動途中のJH1MKU早武さんから「鉱石が届いたよ大きさは米粒大もあるヨ」とから大きくとも豆粒大かと想定する。

31)鉱石受けの製作

 豆粒大と想定しBNCのコネクターを切断、ケーブル部分を使用しネジ部分に2.5の穴明けM3タップを切る。切断面のピン穴を差込用ピンのネジに合わせ大きくしハンダ付けする。

32)探り針部分の製作

 可動部分思案中に岡村さんからタイミング良くメールで鉱石の保持等に関する情報が入りチャレンジしませんか?の問い合わせに早速アクセス「探り針式鉱石検波器」(1960年イタリア製)の写真があった。一見してこれなら近い物が出来るかも??と再度ジャンク箱あさり、何時こんなもの集めておいたか定かでないが電線貫通型端子台(絶縁体ラバー)、自在部分も捜し出す。自在部分のつなぎ(バーベルを想定して貰えれば)を二分割(切断),貫通端子部(2点ネジ止め)に自在部のつなぎを入れると理想的に入りネジで固定出来た。一方差し込み用プラグのネジ部分が貫通端子部の固定ネジまで寸足らずのためAMP端子を用いて継ぎ足す。

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針先は2mmの銅棒をある長さで切り先端部をヤスリがけし尖らせる。針の安定固定化のため針後端部に裸圧着スリーブを貫通させてハンダ付けする。また自在部の抵抗ロスを考えて貫通端子部同志をある長さの電線をハンダ付けした。これらの部品を自在部の貫通端子部に取り付けネジ止めした。 MXX式探り針式鉱石検波器の完成ダ  

4)シャーシの加工

 岡村さんから2連バリコンもらいバリコンの取り付け方法,配置をイメージに合わせシャーシの切断,穴明け加工する。正面部分用に目盛付きダイアル、イヤホーンジャック2個(ラヴラヴ用にあらず?),止め穴等明け、一方のシャーシにはアンテナ、アース、アンテナコイル,鉱石検波器、バリコン等の穴加工する。穴明け加工も最大で8ダイア程度だったので思ったより楽に出来た。バリコン入手でシャーシ加工に加速がついた。加工後は部品取り付け,組み立て,配線となる。やはりアース線は太めの線と思いキャブタイヤ電線の余り等使用する。

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ハンダの「煙が眼にしみる」ころ配線完了する。

(5)「やわらかい感じ!」

 配線完了しコイル、イヤホーン、ゲルマニュムダイオードを挿入、接続しアンテナ線を鴨居に取るつけアースを取り「緊張半分期待半分」でゆっくりダイヤルを回す。ザザーとしながらもFNAの放送入る。さらに回し同調を取る。近いせいか思っていたより大きく入る。両耳イヤホーンの効果か??ヤッター!40数年の夢?かなった瞬間でもあった。製作苦労が報われた。ラブラブのつもりは無かったのですがXを呼び一方のイヤホーンで音を聞かせる。「やわらかい感じ!」「イヤホーン耳にあてがっているのが面倒だ。スピーカで聞けないの」???

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鉱石受けを改良して、夕食前に方鉛鉱を入れ針先で探すもなかなか見つからずその内ある点でカリカリ?の音がなり注意深く動かすと鳴り出した。鉱石ラジオが鳴った瞬間だ!!思っていたよりソフト感があった。ヤッター,聞こえたーの感動ものであった。しばし聞き惚れていた。

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今回最大の製作活力となったのは岡村HPのバックアップと部品提供でした。岡村さんTNX。各局にもTNXです。


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