仲間の資料室

(JA1CKEさんからの投稿)


2002.7.26
JA1CKE
星野 幸男


 先日、JA1RLを運用に巣鴨に行った時、展示室で良い本を見つけました。
それは、1994年発行の『クラシック・ウ゛ァルウ゛』誠文堂新光社発刊です。
(4K円)
少々、古い本なので廃刊ではないかと思い近くの書店に注文したら1999年に再発
行されていました。
内容は真空管の発明の由来から現在のものまで、動作、用途、規格など多彩に亘って
開設しています。カラーページには15ページに亘り戦前のクラシック・ウ゛ァルウ゛
の点火されている状態のものが出ています。

 何といっても私達、年代のものにとっては真空管は切っても切れないものなのです。
この本の巻頭言にもありますが現在の半導体も元はこの真空管の発達によりトランジ
スター、ICというような変遷を辿っています。

 手前味噌で申し訳ないのですが、この本を読むことにより『東芝』という会社が日本
の通信や放送、いまでいうところのエレクトロニクスに如何に大きく携わって来たか
ということが改めて知ることが出来ました。
 勿論、戦中の通信用に真空管を材料の無いときでも開発して製造していたかという
歴史的な話しも掲載されています。
『807』も当時、作られたものなのですね。『42』なども同じようです。
アメリカの受信機でBC−779という戦時中のものを数年間CW、AM(A3)全
盛のころ(1960年代)に使っていました。中は金属管だけでした。
それよりもダイアルのギア機構が何とがっちり作られそして精巧であるか、当時のJ
Aの通信機と較べると天と地の違いを感じました。
(戦中当時の通信機メーカーに在職されていた方の話しではJAでも軍用にはスー
パーヘテロダインは作られていたそうです。)
その金属管も軍部からの要請で作られたものとか、私達はヒーターの点灯が見えない
この金属管をジャンク屋で競って買ってきました。
6L6、6AG7、6SA7、6H6など思い出しても懐かしさがこみ上げます。
「単なる懐古主義な話しとはゆうなかれ」20代の貧乏なハムがお互いに部品を譲り
合いコツコツとリグをつくりQSOを楽しんだころがあったのです。
真空管には数え切れない愛着があるのです。



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