丹沢山は宴会場?

00/10/22

JA7TKH

 先月の移動運用の時、ひょんなことから OPH奥積さんとの間で丹沢山へ一緒に登りましょうという話が持ち上がった。 IAQ中川さんがとても乗り気で、メールでやり取りをして、とんとん拍子に話が進んだ。メンバーは、JS3IAQ中川さん、JG1OPH奥積さん、JH1PCJ澤さん、と私を加えて4人。

 気になる天候は、週初めから傘マークが付いていた。それが金曜の朝の予報で、土曜日は快晴と変わった。低気圧の動きが早くなり、期待通りの展開となる。

 金曜の夕方、仕事を終え食料の買い出しに向かう。いろいろ買い込んでスーパーを出たら、雨が強く降っていた。この雨は夜中には止む筈なので気にせず、定宿に車を移動。夕食を済ませて20時には横になったが、雨音で眠りは浅かったみたい。

 21日の土曜日、午前2時20分に目が覚める。起き出してみると、雨は止んでいた。地図でルートを確認して、車を走らせた。国道16号を南下、国道 413、県道64号で宮ヶ瀬湖に向かう。ヤビツ峠への標識を見て右折し、県道70号に入る。

 くねくねした狭い道を走っていくと、塩水橋の表示が見えた。ここが登山口だろうと、午前4時22分に橋の先の駐車スペースに車を止める。皆さんが着く前に朝食を済ませておこうと、急いでご飯を炊いた。

 朝食を食べ終えて、荷造りを始める。いつもと持っていくものが違い、詰め込みに苦慮していると、待ち合わせ時間通りに3人がやってきた。薄暗い中、皆さんと挨拶をする。 PCJ澤さんとは、初対面だった。

 登る支度が整い、午前5時45分に出発。すぐ先を右に曲がり、林道のゲート横をくぐる。濡れた路面を10分ほど歩いていくと標識があり、堂平まで 1.5時間と書かれていた。右折して橋を渡り、林道を進む。途中、昨晩の雨で崩れたのか、大きな石が2つ転がっていた。1時間ほど歩いて、最初の休憩を取る。

 長い林道歩きが続いて、午前7時12分に林道終点の堂平に着いた。堂平から左側の杉林に入る。本日は伸縮ポールを持っていないので、杖わりに使う手頃な枝を探しながら登る。何度か拾い上げては感触を確かめて、気に入った杖を確保した。

 杖を使いながら、緩やかな傾斜を進む。山道は幾分ぬかるんでいて、いたるところに鹿の足跡があった。坂道を登り林を抜けると、堰堤の前に出た。子連れの鹿が、沢の斜面を登っていくのが見えた。午前7時47分、荷物を置いて休憩する。

 遠方を眺めると、長方形の黒い物体が雲間に浮いているのが見えた。とても自然にあるものでなく人工物みたい。たぶんランドマーク・タワーではないかと、 PCJ澤さんが言っていた。

 堰堤を渡り、反対側の山道に取り付く。山道を登って行くと、木の階段が現われる。ゆっくりと歩いて、午前8時24分に天王寺尾根の分岐に着いた。道標に従って右に折れる。尾根道を歩いていると、ジィージィーとかチッチッとか、聞きなれない小鳥のさえずりが耳に入ってきた。

ant 林が途切れてガレ場が現われ、鎖場となる。鎖に頼らずに、午前8時45分に通過した。急な坂道を登っていくと、短い木道がありトコトコ歩く。目の前の斜面を登ると道標があり、丹沢山まであと 0.2キロだった。

 道標を左折して、尾根道を進む。午前9時20分に、丹沢山の山頂に着いた。快晴で風もなく、むしろ暑いくらいの気候。標高 1,567mの山頂から、富士山が望めた。

 IAQ中川さんはだいぶ前に着いて、着替えを済ませていた。荷物を置いて三角点の石にタッチし、着替えを始めたら PCJ澤さんと OPH奥積さんも到着した。enkai1

 アンテナの組み立てを、ちょとだけお手伝いした。 OPH奥積さんと IAQ中川さんのコンビプレーで伸縮ポールがスルスルと伸び、8mの高さにアンテナが上がった。ステーを張り固定すると、5エレのF9FTが青空の下に輝いた。

 そのあと、大きなシートを広げて車座に座った。リグの電源がオンになると、聞きなれた声がする。お馴染みのNNL後藤さんで、駒ヶ根市に移動していた。

 あまり呼ばれていなかったみたいで、 IAQ中川さんがお声がけ。ここぞとばかりに、一斉に缶ビールの栓を開けて、全員でマイクに向かって、乾杯の声を上げる。さぞ、おいしそうな声が響いたに違いない。

enkai2 汗をいっぱいかいて登ったので、ビールが美味い。バックから牛肉を取り出して、焼き肉パーティーの始まり。火加減が難しく最初はおぼつかなかったが、次第に慣れた。塩・コショウのシンプルな味付けだったが、好評ですぐに売り切れた。

 焼き肉がなくなると、おでんが出てきた。アルコールも進み、わいわいとにぎやかに過ごした。気温が高くて、1ダースのビールが無くなるのは速かった。

皆さんが昼寝モードになり、マイクを手にする。酔いがまわっていて、丹沢山と言っているつもるが、何故か丹波山(たんばやま)になっていた。1時間ほど運用して、途切れたので終りにした。電波の飛びは、良好だった。

 昨日の天候の影響なのか、この時期にしては山頂に訪れる人が少ないと感じた。

kinen 荷物を整理してから、記念写真を撮った。背負子を背負って、1340分に下山を始める。皆さんは昼寝で体力が回復したのか、すたすたと歩いていく。その後を、追いかけるように付いていった。

 尾根筋から鎖場を通って、1412分に天王寺尾根の分岐に着いた。かなりのハイペースで下りたみたい。登ってきた道でなく天王寺尾根を下ることになり、分岐を直進して、林の中の急な坂道を進む。 OPH奥積さんと PCJ澤さんは、まだまだ元気みたいで次第に見えなくなった。

 何度か立ち止まりながら、山道を下り続ける。鹿除けの柵の前で、先に下りた2人が待っていてくれた。1520分、柵の横に座り込んだ。

 つづら折りの山道を静かに歩き、鹿除けの柵を三つほど越えて、1610分に林道に出た。道標には、塩水橋まで30分と表示されていた。休憩してから林道を下る。

 登りの時、右に折れた分岐点を真っ直ぐに下る。林道のゲート横を越えて、1647unyou分に車に戻った。荷物を置いて、着替えをした。疲れていたので、ここに泊まることにする。

 3人を見送ってから、車を少し奥の場所に移動。すぐに、夕飯の支度にかかる。焼きそばを食べながら、缶ビールをたしなむ。19時を過ぎて寝袋に入ると、ここちよい疲れが襲ってきて、すぐ眠りに落ちた。

 22日、午前3時に目が覚めた。外は小雨模様。車を走らせて、県道を下る。宮ヶ瀬湖を過ぎると雨は降っていなかったが、素直に帰ることに決めた。国道20号にて府中市まで走り、北上。清瀬市から浦和市に抜けて、午前6時に帰宅した。

以上



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